第136章 誕生日パーティー

翌朝早く。水野佑奈が目を開けた瞬間、ちょうどアラームがけたたましく鳴り出した。のんびり朝ごはんを食べてから会社へ――そう思いながら洗面台へ向かい、鏡を見た、そのとき。

別の寝室から、眠たげな顔でふらりと出てきた川西希が映った。

一瞬で、昨夜の記憶が脳内をなだれ込む。希はうちに泊まったんだ。しかも自分は昨晩、川西拓海の前ではっきり言ったじゃないか。自分が希を幼稚園まで送る、と。

水野佑奈は反射的に時計を確認する。――まずい、もうギリギリだ。

「わっ……!」

朝食を袋に突っ込みながら、希を急かす。

「希、時間ちょっと厳しいよ。急いで支度しよ?」

希は歯ブラシをくわえたばかりで、もご...

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